モモンガ

モモンガの餌!エサの与え方や食べても良い物は?

モモンガの餌!

飼育初心者必見!モモンガのごはん(エサ)のあげ方

いざモモンガを飼うとなっても、餌は何を用意して、いつ・どれぐらいの量をあげたらいいのか、不安になりますよね。

疑問に思うモモンガのごはんや水について、下記で詳しくご紹介しますので参考にして下さい。

夕方から夜にごはんをあげる

モモンガは夜行性なので、ごはんは夕方から夜にかけてあげるとよいでしょう。

できれば、モモンガが寝ている間に用意してあげるよりも、起きてしばらく活動をしてから、ごはんをあげるほうがよいでしょう。

モモンガが食べ物を探す時間を設けることで、自然での姿に近くなります。

植物性のものと動物性のものを用意

モモンガの種類や個体差によっても違いがありますが、ごはんは植物性のものと動物性のものをあげます。

植物性のごはんは木の実や樹皮、くだもの、野菜など、また、動物性のものはミールワームやコオロギなどです。

飼い主さんによっては虫が苦手な場合もあるでしょうが、モモンガに必要な食べ物なので、欠かさないようにしましょう。

なお、ミールワームにくだものや野菜、カルシウム剤などを与え、栄養価を高めてからモモンガのごはんにするのもおすすめです。
また、さなぎを別の容器に移し替えれば、ミールワームを増やすことも可能です。

様子を見ながら、ごはんの量を調整

ごはんの量は植物性の食べ物と動物性の食べ物をそれぞれ大さじ2杯程度。
それで足りないようなら、様子を見ながら少し増やしてみます。

反対に、食べ残しがあれば、量が多すぎるということなので、減らしましょう。
食べ残しがほんの少しだけあるくらいが、モモンガにとっての適量といえます。
朝起きたら、エサ入れをチェックし、食べ残しがあれば片付けてきれいに洗いましょう。

なお、ときどき食べた繊維質を吐き出す子もいますが、モモンガの習性で、病気ではないので大丈夫です。

偏食の子にはサプリメントも

モモンガは好き嫌いが激しく、好きなもの以外は食べないといった子も多いものです。

栄養バランスが崩れると体調が悪くなったり、成長しにくくなったりするので注意が必要です。

どうしても嫌いなものを食べないようなら、サプリメントを活用するとよいでしょう。
ペットショップなどで小動物用のサプリメントが売られているので、探してみましょう。

水は水道水でOK

水は吸水器に入れ、いつでも飲めるようにしておきます。

1日1回は水を替え、吸水器も洗ってきれいにしましょう。
とくに夏場は雑菌が繁殖しやすいので、できれば1日に2回以上替えてあげるとよいでしょう。
水は水道水で十分です。

ミネラルウォーターのほうがおいしいだろうと思いがちですが、硬水のミネラルウォーターはモモンガにとってよくありません。

マグネシウムなどのミネラル分が原因で腎臓などに結石ができやすいので、あげるなら軟水を選びましょう。
ただし、日本のミネラルウォーターであれあば軟水なので、大丈夫しょう。

モモンガが喜ぶエサと食べ物とは!?

モモンガって、一体何を食べるの?

そう聞かれてすぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか。

モモンガと一括りに言っても、種類によって食べ物の好みも変わってきます。

ここでは、日本で一般的にペットとして飼われている、アメリカモモンガ・フクロモモンガの2種類の食べ物についてご紹介していきたいと思います。

アメリカモモンガはリスとだいたい同じ

リス科のモモンガであるアメリカモモンガと、カンガルーの仲間のフクロモモンガでは、食べるものも異なります。

まず、アメリカモモンガは、だいたいリスと似たようなものを食べます。

基本的に種子類が中心で、リス用やハムスター用の混合フードをあげるとよいでしょう。

人口フードと自然食が混ざった混合フードや、固形のペレットなども市販されています。

ペレットは栄養バランスが整っているので便利なのですが、好き嫌いが激しいモモンガにとっては、苦手な子も多いようです。
種子系の混合フードのほうを好む傾向にあります。

くだものはリンゴやイチゴ、バナナ、ブルーベリーなどを、野菜はニンジンや小松菜、ブロッコリーなどをあげましょう。

野菜やくだものは一日で食べられるだけの量を与え、食べ残しは片付けることが大切です。

なお、野菜もくだものも、与えるときはモモンガが食べやすいように、1センチくらいの大きさに切ってあげましょう。

そのほかに、タンパク源として、ミールワーム(甲虫の幼虫)やコオロギなどの昆虫、ペット用のチーズや煮干し、ゆで卵などを少量与えます。

フクロモモンガはくだものや蜜などを

フクロモモンガは、リス科のモモンガとは異なり、くるみなどの堅い木の実よりは、くだものや蜜などを中心とした食生活になります。

まずくだものは、リンゴやブドウ、ミカン、キウイフルーツ、グレープフルーツなどを。
野菜は小松菜やニンジン、キャベツ、サツマイモ、トマトなどを好むようです。

アメリカモモンガの場合と同様、新鮮なものを与え、毎日取り替えましょう。

ほかに、タンパク源としてミールワームやコオロギなどの昆虫、ペット用のチーズ、煮干し、ゆで卵などを少量与えます。

できれば、エサの3割は動物性のものを摂取できるように気を配りましょう。

また、フクロモモンガは樹液や花の蜜が好きなので、昆虫用のゼリーをあげると喜びます。
ペットショップなどでは小動物用として販売されているゼリーもあり、くだものや野菜のエキスが入っています。

体力を回復するほか、水分補給にも役立ちます。

どちらにしても、モモンガ専用のフードを国内で入手することは難しいので、モモンガを購入したペットショップで、どんなものをエサにしていたかを聞いて、まずはそれをあげるようにするとよいでしょう。

市販のおやつも

トウモロコシや小麦を食べやすくしたものにニンジンやイナゴ豆をミックスしたおやつ、緑黄色野菜を練り込んだ、かじって食べるタイプのおやつ、「マイロ(イネ科の草で、子実を飼料や食用にする)」を原料としたスナック、キャベツやニンジン、エンドウ豆を乾燥させたおやつなど、市販品もさまざまあります。

おやつに昆虫!?モモンガが喜ぶおやつとは?

小腹が空いた時、手持ち無沙汰な時などについつい食べてしまう誘惑的なおやつ。
我々人間にとって、大人も子供も大好きなおやつの時間。

それはペットも例外ではありません。

もちろんモモンガだっておやつは大好物です!

でも・・モモンガのおやつって一体何を与えたらいいの?

そんな疑問はここで解消しちゃいましょう!

甘いおやつと動物性のおやつがメイン

モモンガのおやつは甘いものか動物性のものが多いようです。
甘いものは、くだものやゼリーなどです。

まず、くだものは糖分が多くて甘いので、モモンガの大好物といえます。

リンゴやみかん、バナナ、いちご、パイナップル、サクランボ、キウイ、桃……と、いろいろな種類がありますが、たいていのくだものは喜んで食べてくれます。

ほかに、乾燥バナナなども好きなようです。

ゼリーは、ペットショップなどで小動物用のゼリーが並んでいます。

野菜エキスや果汁が含まれ、味もちゃんとついているので、モモンガの大好物のひとつでしょう。
ゼリーは野菜が苦手な子にもいいようです。

動物性のものはミールワームが好物です。

ほかに、ナッツ系のもの、ひまわりやカボチャの種なども好むようです。
ゆで卵の黄身も喜びます。

ただナッツ類は高エネルギーで、食べすぎると肝不全などの病気にかかりやすくなります。

あげすぎには注意しましょう。

ミルクやヨーグルトなどの乳製品も好む傾向に

個体差もありますが、ミルクやチーズ、ヨーグルトなどの乳製品も、おやつとしてあげると喜んで食べるでしょう。

ヨーグルトやチーズならそのままあげたり、粉ミルクならエサにふりかけたり、水で溶いたりしてあげます。

まず、ヨーグルトは当然のことながら、プレーンタイプの無糖のものを選びます。

チーズは、リスやハムスター用など、小動物用のチーズが売られているので、それを利用するとよいでしょう。

ただ、小動物用のチーズはにおいが結構あるので、苦手な飼い主さんもいるようです。

粉ミルクは、モモンガの赤ちゃんに授乳するときの、小動物用のものを使います。

モモンガの食欲がないときなど、エサにふりかけると、食欲が増し、食べるようになってくれることもよくあります。

おやつの与えすぎに注意

人間と同様、モモンガもおやつが好きなので、うれしそうに食べている姿を見たくて、ついあげてしまう……という飼い主さんもときどきいます。

モモンガを馴らすためにおやつをあげたり、食欲がなくなっているときにあげるのならよいのですが、あげると喜ぶからと頻繁にあげては、モモンガの体によくありません。

週に2~3回、ごく少量あげる程度で十分でしょう。

なお、モモンガがケージからいなくなってしまったり、ケージの外で遊んでいるときにどこかに隠れてしまったりしたときなど、おやつはモモンガをおびき寄せるのに役立ちます。

与えて良い?ダメ?注意すべきモモンガの食べもの(エサ)

モモンガがペットとして飼われるようになってから歴史が浅く、まだまだモモンガの飼育について確立されていない面もたくさんあります。

下記に挙げた以外にも、あげてよいか不安なもの、わからないものは食べさせないほうがよいでしょう。

大切な家族の一員を守るためにも、正しい情報を知り、飼い主としてできる対策はしておきましょう。

玉ネギやネギ

玉ネギやネギなどのネギ類は血液を凝固させる成分が入っているため、貧血や下痢、肝臓病などを引き起こす心配があります。
モモンガに与えてはいけません。

ニラやニンニク

ニラやニンニク、ラッキョウ、エシャロットなども、ネギ類と同様、食べさせるのは避けたい野菜です。

ジャガイモ

ジャガイモの表皮には「ソラニン」という成分が、黒く腐った部分には「セプシン」という成分があり、モモンガが食べると中毒症状を起こすことがあります。
避けたほうが無難です。

トマト

トマトの実の部分は大丈夫なのですが、茎やヘタには「ソラニン」が含まれるので、きちんと取り除いてから与えましょう。
また、実の部分であっても、まだ青いものはモモンガによくありません。

ショウガ

成分的には問題ないのですが、刺激が強すぎることがモモンガにとって心配です。
腎臓や肝臓に負担がかかりやすくなります。

ホウレン草

ホウレン草には「シュウ酸」という成分が入っているので、できれば避けたほうが無難。
腎臓や尿道に結石ができる可能性もあります。

レタス

「硝酸塩」を多く含み、また、水分も豊富なので、食べすぎると下痢を起こすこともあります。
大量に食べなければ問題ありません。

くだものの種

リンゴはおすすめのくだものですが、リンゴの種は毒性が強いので避けましょう。
柿やアンズ、桃、サクランボ、梅についても、種を食べてはいけません。

アボカド

まだ解明されていない部分も多いのですが、アボカドの葉や枝、樹皮には毒性の物質が含まれています。
実の部分も食べないほうが無難でしょう。

パイナップル

パイナップル自体は問題ありませんが、まだ未熟なものはできれば避けましょう。

牛乳

モモンガは牛乳に含まれる「乳糖」を分解できないので、飲むと下痢を起こしてしまいます。
おやつとしてあげたり、赤ちゃんのときにミルクを飲ませるのなら、小動物用ミルクを選びます。

味のついたもの

当然のことながら、味のついたものをあげてはいけません。

お菓子類

クッキーなど、砂糖の入った甘いものはあげてはいけません。

チョコレート、コーヒー、ココア

カフェイン中毒やチョコレート中毒を起こすこともあります。
また、大量に摂取すると死んでしまうこともあります。避けましょう。

観葉植物

食べ物以外にも、観葉植物には毒性のあるものも存在するので、注意が必要です。

栄養が足りないとどうなる?モモンガに必要な栄養素とは?

念願かなってモモンガをせっかく飼い始めたのはいいけど、なんだか体が弱ってきているみたい・・。

うちの子かなり好き嫌いが激しくて、健康上心配で仕方ない。

そんな悩みを抱えていませんか?

不足した栄養素があると骨折や体力の低下、発育不全などを引き起こす恐れがあります。

飼い主なら、それなりの知識を持って、きちんと対応してあげたいですよね。

ここでは、モモンガに必要な栄養素や、不足するとどのような恐れが出るのかをまとめてみました。

栄養バランスをとることが大事

モモンガの研究はまだ発展途上で解明されていない部分も多く、必要な栄養についてもくわしくはわかっていません。

飼っているモモンガの状態や年齢、季節などを考慮しつつ、分量や内容を少しずつ調整しながら、ごはんを与えていきましょう。

大事なのは栄養バランスをとること。

いろいろな食べ物をまんべんなく与えるようにするといいでしょう。

成長のために必要な栄養素

タンパク質は筋肉や血液を作るのに必要な栄養素で、エネルギー源としても重要です。

タンパク質が不足すると成長しにくくなったり、体力が低下したりします。

炭水化物はエネルギー源となり、不足すると意識障害を起こすことがあります。

そして脂質は、細胞膜を作る要素で、タンパク質や炭水化物と同様に、エネルギー源となる栄養素です。
不足すると皮膚や腎臓、生殖器に障害が起こったり、脱毛したりすることもあります。

なお、脂質を過剰にとると、肥満につながります。

健康を維持するためにビタミンを

ビタミンは健康を維持する上で必要なもので、ほかの栄養素をうまく働かせるための潤滑油のような存在です。

たとえば、ビタミンAは粘膜を保護したり、免疫力を高めるために必要です。

ビタミンB1は疲労回復に役立ち、ビタミンB2は成長を促すために欠かせません。

ビタミンB6は皮膚を健康に保ち、ビタミンB12は肝臓の働きを促すほか、成長に必要なビタミンです。

ほかに、ビタミンDはカルシウムと一緒にとることで、骨を作るのに役立ちます。筋肉を維持するのにも欠かせません。

ミネラルは体の構成部分になるものも

ミネラルは骨や筋肉、細胞、血液といった体の構成部分になったり、体を健やかに保ったりするために必要です。

体内で合成されないミネラルもあり、それについては食べ物から摂取する必要があります。
また、ミネラルによっては、とりすぎると体に弊害が出ることもあり、注意が必要です。

カルシウムは骨などの硬組織を作るミネラルで、不足すると成長障害を起こしたり、骨が弱くなったりします。
リンも同様に骨を作り、不足すると骨折などを起こしやすくなります。

リンとカルシウムはバランスよくとることが大切で、カルシウム対リンを2対1の割合でとるのがベスト。
バランスが崩れると、カルシウムをうまく体内で働かせることができません。

ほかに、鉄は酸素を運搬し、血中の酸素を細胞に取り入れる働きをしています。

不足すると発育不全になることもあります。

カリウムは心臓や筋肉機能、細胞内液の浸透圧を調整します。

不足すると、筋無力症になったり、筋肉が麻痺することもあります。

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