家族の一員として迎え入れたのなら、モモンガにとって居心地の良い環境を用意してあげたいですよね。
その一つに巣箱のことがあげられます。
一体どんな巣箱を準備してあげればよいのか、よく一般的に使われている巣箱と、そのメリット・デメリットを紹介します。
巣箱はモモンガの寝室のようなもの
巣箱はモモンガにとって寝室のような役割を果たすもので、安心して睡眠できるように設置してあげることが大切です。
ただ、安全すぎる場所だと、巣箱に入ったままになって姿をなかなか見せてくれないということもあるので、ほどほどに。
巣箱を設置するときのポイントは、ケージ内の高い位置にとりつけること。
モモンガは樹上で生活する生き物で、高いところを好みます。
大きめのケージなら木製の巣箱を
巣箱にはいろいろな種類があります。
まず、リス用として売られている木製のものが挙げられます。
多くは入口が大きく、スライド式になっているでしょう。
モモンガがエサなどを巣箱に運び入れたときでも、簡単に取り出せるので便利です。
ただし、大きめのものが多いので、ケージに余裕がないと、モモンガがが滑空するときの邪魔になってしまいます。
1000~2000円程度で購入できます。
小鳥用の竹巣で代用
鳥の巣用の竹巣をモモンガの巣箱にするのもよいでしょう。
たいていはフックでかけられるようになっていて、ケージ内の高い位置にスムーズに取り付けることができます。
500円前後とリーズナブルなのもメリット。また、丈夫でにおいが気にならないのも魅力です。
難点は、巣自体が小さいこと。
また、出入り口も小さめなので、モモンガによっては出入りしにくく、使いづらいこともあります。
わらの巣は中が見えやすい
小鳥の繁殖用に使う、わらで作られたつぼの形の巣があります。
それをモモンガの巣箱として使っている人もよく見かけます。
つぼ形になっていて中が見えやすいので、モモンガとスキンシップをとるときにスムーズです。
ただし、つりさげたりしにくいので、ケージにステージを設置し、その上に置くことになります。
300~500円と安価ですが、壊れやすい面もあります。壊れたら交換しましょう。
ほかに、深さのあるお皿のような形のわらの巣も同じくらいの金額で入手できます。
つぼ形同様、モモンガを見やすいのがメリットですが、つぼ形にくらべると保温性は劣るようです。
ハムスター用の巣を活用
ハムスター用の巣を代用するのもアイデアです。
カラフルなもの、いろいろな飾りをつけたものなど、バリエーションも豊富です。
ただし、モモンガによってはなかなか入ってくれないこともあります。
モモンガを取り出しやすいという点では使いやすいでしょう。
プラスチック製の巣箱
自然素材の巣箱のほか、プラスチック製のものもあり、ケージを購入するとセットでついてくることもあるようです。
保温性があるので寒い時期にはよさそうです。
また、プラスチックなので洗って日光消毒することもできます。
ただ、入口が狭いものが多く、モモンガによっては嫌がる子も多く、また、軽いので、しっかり固定するための手間がかかります。
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